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小中一貫校に関する研究
目 的
  一人ひとりの多様な資質・能力の育成にむけ、小中一貫校に関する研究を行い、小・中学校の9年間を見通した系統的なカリキュラムや指導方法を検証・開発し、連携のあり方を探るとともに小中一貫校にむけての学校づくりの資料の提供を図る。
研究内容
小中一貫校に関する事例研究
小・中学校の連携を視野に入れたカリキュラム開発
小中一貫校に関する諸課題の整理
研究概要
  小中一貫校の事例研究では、東京都品川区での取組に注目して研究を進めました。また、従前の小中連携の取組から成果や課題を確認することで、次年度の小中一貫校に関する基礎的な研究に取り組み、小学校1校、中学校3校の実践から小中での教育活動での接続の必要性や、課題解決の方途について協議しました。
  A小学校では、中学区内の連携の見直しを進めていくこととし、次のような取組を行いました。(1)小中相互交流研究推進会議(教科部会、総合的な学習の時間部会、学校行事部会、地域連携部会、交流部会)、(2)小中合同研修会(不審者対策研修会、小中連携相互交流研究全体協議会、特別支援教育研修会)、(3)スクールカウンセラーとの連携による児童・生徒指導、(4)総合的な学習による小中連携実践などの取組です。また、11月に行われる市内の音楽会に参加する6年生への歌唱指導について他の中学校区の合唱部員と、その顧問の教師に協力を仰ぎました。合唱部員が4・5人の児童に1人ずつ付き、きめ細かい指導をしてくれたので、大きな成果を上げることができました。
  B中学校では、(1)小中連絡協議会、(2)1日体験入学、(3)小中合同研修会、(4)地域との連携などの取組を行っています。
  C中学校では、(1)教科指導における連携(幼・小・中職員合同研修会、教科指導アンケートによる研修、読書指導における連携、授業参観・半日体験留学による研修)(2)不登校問題への取り組み、(3)C中学校区地域協力者による地域教育力の共有などの取組を行っています。
  D中学校では、小中学校の交流の場を設定(小学生が中学校を訪問する場、中学生が小学校を訪問する場、教員間の交流の場)して連携を推進するほか、小学校で力を入れること、中学校で力を入れることをそれぞれ定め成果をあげています。
  実際に連携しようとしてみたとき、互いの学校文化の違いが最初の壁となっていることが明らかになりました。この違いを批判することなく、率直に認め、互いの学校文化の持つよさを尊重し合い、その中から歩み寄っていくことが重要です。そのためには、連携について研究し、推進していくための学校をこえた組織を構成し、継続的に各学校へ働きかけていくことが不可欠です。そして、その働きかけに各学校が迅速に対応することも大切なことであることなどが明らかになりました。



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