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| 確かな学力を育む授業づくりに向け、学校の枠を越えた理科の系統性のあるカリキュラムの開発や編成・運営のあり方等を研究し、小学校の理科から中学校の理科への円滑な展開を目的とした実践的な研究を行う。 | ||
| 小中一貫校の理科の教育課程に関する調査研究 | ||
| ティーム・ティーチングに関する研究 | ||
| 小・中学校間の教員連携による授業実践 | ||
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義務教育のあり方が見直されようとしている現状の中、教科指導のより一層の改善が求められています。本研究では、小・中7年間の理科の系統性を明らかにし、そこから関連する単元を取り上げ、連携を視野に入れた指導計画を作成し検証を行いました。 今年度は「水溶液」に関する学習と「生物」に関する学習に焦点を当て研究を進めました。「水溶液」については、小学校と中学校の内容にあまり差異が見られない点に着目しました。「生物」分野については、児童・生徒の興味・関心の喚起と発展的な学習を視野に入れ、光学顕微鏡の使い方についてもティーム・ティーチング(TT)での指導を含めて計画を立案しました。 水溶液については、酸とアルカリの指示薬として、一般的なリトマス紙ではなく、㏗による呈色がより敏感であるBTBや、非常にカラフルな変化を生じるムラサキキャベツの液を小学校で使うことにより、児童は一層親しみやすく学習に取り組むことができました。また、中学校で扱う中和についてもムラサキキャベツ液を指示薬として実験に使うことにより、「強酸と強アルカリを混合させるととても危険なものになる」という一部の生徒の予想を覆し、2種類の異なる㏗の水溶液を混合させると、必ずその2種類の㏗の中間の色を呈することから、酸とアルカリの関係を正しいイメージで把握させることができました。 光学顕微鏡については、小学校では、実際にはほとんど扱う場面がないにもかかわらず、中学校では、すでに習熟しているという前提で学習が進むことが明らかになりました。そこで、中学校の理科担当が小学校に出かけ、TTによる使い方の説明を行った後、見ていて驚きのある花粉管の観察実験を体験させました。また、中学校においては、ウニの受精実験を観察させることにより、小・中学校で一貫して生命の神秘に触れさせ、興味・関心が継続するカリキュラムの開発を行いました。 義務教育に携わる教師として子どものよりよい育ちを願うという共通の立場をふまえ、教科指導に関する内容に終始することなく、子どもの学びを同じ視線で見守っていきたいと思います。 | ||