本文へジャンプ 神奈川県立総合教育センターホーム Google を使用しています。
総合案内 カリキュラムセンター 研修講座・公開講座 教育相談センター インターネット資料室 特別支援教育


シンポジウム
「二学期制の導入による特色ある学校づくり」

シンポジウム風景

横須賀市立森崎小学校

二学期制を理解していただくために
 長い歴史をもち保護者や地域の人々に根づいている三学期制を二学期制に変更するには、学校教育の将来を見据え、課題を解決する方法や過程を具体的に説明し、変容した子どもの姿で理解していただくことが必要である。中でも次のことについては、特に留意したいものである。

@ 「はじめに二学期制ありき」ではなく、「二学期制でこんな学校や子どもをつくりたい」というビジョンを保護者・地域の人々に明示すること。
A 二学期制というロングスパンを活用し、「確かな学力と豊かな心を育てる」ための具体的な教育活動を構築し、その結果についても保護者や地域の方々に明確に説明すること。
B 二学期制に即した「通知表」「あゆみ」の内容や評価情報の提供を工夫すること。


茅ヶ崎市立中島中学校

二学期制の利点と課題となる点
* 実践した上での二学期制の利点
(1)授業時数が確保でき、ゆとりある教育が展開できる。
(2)評価・評定の期間が長くなることにより、ゆとりが生まれ、より精度の高い評価・評定が行える。
(3)長期休業が学期の途中に入っているため、復習を重視した補充学習ができる。
(4)学期再編により学校行事の精選・見直しが必須となり、学校を大きく改善するチャンスである。
(5)10月に実施する全校個別面談は、年度途中で学習の成果を確認する意味で効果的である。

* 実践した上での二学期制の課題
(1)3年生の進路指導については選抜資料としての中間成績を出さねばならない。
(2)長年慣れ親しんできた三学期制のリズム、季節感の払拭が難しい。
(3)夏季休業中の3年の個別面談での資料が少ない。
(4)定期試験や通知表の発行の回数が減ることによる学習意欲の低下が懸念される。


県立大和高等学校

高校における二学期制
現状
本校は平成13年度に二学期制を導入した。一方、県立高校全日制では約4割の学校で二学期制を実施している。
完全学校週5日制が実施された平成14年度の頃から導入が急増し、学校行事の実施時期に各高校の工夫が見られる。
二学期制の利点
定期試験の回数が減少することにより、ゆとりある学校行事の設定が可能となった。
授業実施時間が増加するとともに、学校行事の企画立案に際しても授業時間確保を意識するようになった。
実施に当たって、教育課程や学校行事の見直しに積極的に取り組むようになった。
課題
秋季休業がない現状における前期末の業務処理時間の確保。
推薦入学対応の校内選考資料の基準時期。(前期中間試験まで、又は3年のみ7月に前期末試験を実施)
高校入学者選抜業務と卒業試験の実施時期の重なり。また、卒業試験前後の授業の在り方。
まとめ
学校行事の日程に余裕を持たせながら授業時間を確保するために二学期制は有効な手法である。
半期集中講座など、多様な授業展開が可能である。
発展的なものとして、試験や評価を細かく実施する4学期制や5学期制などへの展開も考えられる。




報告へ戻る