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  教育効果を高める題材づくり

  PTA広報誌が発行されますと、生徒の保護者や卒業生の保護者の方々から「○○高が大好きです」とか「○○高の応援団だと自負しています」とか「今回も楽しく読ませていただきました」などといったありがたい言葉をいただくことが多くあります。そのようなとき、私自身としても嬉しく爽快な気分になりましたが、反面、生徒の現状を思うとそうそう手放しでは喜んでいられないことも多くありました。

いずれにしてもPTA広報誌は学校と保護者との意思疎通や相互理解のために有効な媒体の一つです。それゆえ校長は原稿依頼を受けると、教育効果を高める見地からも学校の方針や教育の取組み状況をできるだけ具体的に書くことがよいのではないかと思います。

さらに題材を決めるにあたっては、@校内のみならず地域からの正しい情報を選択する、A日々の生活に対する反省・充実を図る、B伝統・校風を考える、C自己の行動を見つめ直し責任を果たす、といったようなことが考えられます。そして生徒自ら課題を見つけ、学び、考え、問題を解決する資質や能力を養い、主体的・創造的に取組む態度を身につけてほしいと願い、同時に家庭・学校・地域との綿密な連携のもとに「地域からも期待される学校づくり」をめざしているのだということを紙面に表せたらと思い悩むこともありました。   

『 こころの鏡 』 (広報誌掲載より)

 本校プールの横の開かずの鉄扉を乗り越えて登下校する生徒に注意をしてほしいと、多感な成長期の子どもをもつ近隣の方から忠告がありました。しかも単に危険だからという理由ではなく、親として物事の善悪を教えている時期でもあり、親子で毎日その醜い姿を見ているのは非常に辛いものだということなのです。○○高生への期待を込めた温かい忠告に感謝しなければと思いました。

 さて、この話を聞いた生徒達はそれぞれどのような思いを抱くのでしょうか。確かに○○高は学校行事が数多くあり、一人ひとりが自己主張・自己表現できる機会も多く、自由な校風の中で自らの手でルールを作り、真剣に取組む姿勢があります。また創造力や感性が発揮され、自主自立の精神が磨かれ育まれる心の成長は、○○高の伝統を自ずと後輩たちに伝えています。

  しかし、残念なことに、最近、特に基本的生活習慣に欠けている場面に出会うことが多くあります。自分達の日常生活の何気ない行動を客観的にこころの鏡に映してみてほしいものです。

 保護者の皆様には気軽に校長室にお立ち寄りください。

                         (○○高校 校長○○) 


○ ワンポイント・アドバイス
 
身近な題材を提供し、親子がお互いに突っ張らずに気楽に話し合う機会を設けてほしいと願う。その結果、学校の取組みに対する批評・批判が返ってくることを期待した内容の執筆を心掛けたい。


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