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同名校から始める学校間交流

 
 私たちは今、情報の洪水の中に投げ出されていると言っても言い過ぎではないと思います。飛び交っている情報をかき集めるだけでは情報に振り回されてしまいます。この情報の洪水の中から、いかにして有効な情報を選択しいかすかという選択する者の眼力が問われています。情報は現実との接点の中で摺り合わせることによっていかされます。もちろん直面している課題も、その学校特有の事情が大きく作用していることもあるでしょう。
 しかし、現実をより客観的に捉えるためには自分の学校の枠を越えて視野を広げて見る必要があります。学校間交流はそうした情報をより有効に活用する場を提供してくれます。
 学校間交流にはいろいろな形が考えられます。校種間交流としては、同校種間交流、隣接地域を中心に幼稚園(保育園)、小学校、中学校、高等学校、大学等との交流。地域は離れていても共通点の多い学校との交流。反対に大規模校と小規模校、離島や海のある学校、また、都市、山間、北国、南国の学校など共通点の少ない学校との交流。転校していった子どもや異動した教職員の学校との交流。国の内外を問わず姉妹都市等々との交流も考えられます。
 学校間交流は単に学校運営に責任を持つ者だけでなく、子どもたちにとっても、視野を広げるチャンスにもなります。
 子どもたちにとっては自分たちの経験だけが、自分の世界の全てとなっていると言ってもいいほどです。そのため、この時期に異なった世界と交流する事はとても有効であると思います。
 交流の相手校を選ぶには双方にとって大げさに言えば大義名分が必要となります。少し意外性もあっていいのではないかと思います。
 二例を紹介しましょう。
 一つはある山にちなんで付けられた同名校9校の例。創立も児童数も山までの距離も見える姿も異なりますが1都3県にありました。
 創立記念の年を迎えようとしている学校が、他の学校に呼びかけそれぞれの学校から見える山の絵を描いて送ってもらい展示したり、研究発表にはお互い参加したり、学校だよりやPTAだよりや要覧を交換したり、学校運営の情報交換等がおこなわれました。
 二つ目は同名校が日本に二校しかないことがわかった時、校名の大切さを両校が深く感じました。夏休みを利用しての交流、記念樹の交換、研究発表会への招待、社会見学での交流、地域の社会教育関係、地域のものづくり名人同士の交流等へと広がり、市の広報紙や地方紙、ケーブルテレビにも報道されるという学校PRの場も生まれました。
  学校間交流はそれぞれの学校が十分に話し合い、無理のないアイデアを出し合って長期間続けらるようにすることが、大切であることは言うまでもありません。



○ ワンポイント・アドバイス
  子どもたちにとっては自分たちの経験だけが、自分の世界の全てとなっていると言ってもいいほどです。そのため、この時期に異なった世界と交流する事はとても有効です。



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