神奈川県立総合教育センター

教育人材育成課 若手教員育成班

TEL:(0466)81-0253

 

○善行庁舎

〒251-0871

藤沢市善行7-1-1

アクセス 

小田急江ノ島線善行駅から徒歩12分



令和元年度日程(予定)
日程 時間 テーマ 内容
8月20日(火) 13:30~15:30 教員になるためには 講義・演習
8月25日(日) 9:30~11:30
9月 8日(日) 13:00~15:30 コミュニケーション能力の育成★ 講義・グループ活動
9月29日(日) 9:30~11:30 授業づくりを学ぶ 講義・グループ活動
10月 6日(日) 13:00~15:30 インクルーシブ教育★ 講義・グループ活動
11月24日(日) 9:30~11:30 教員をめざす皆さんへ シンポジウム・座談会
12月 8日(日) 9:30~11:30 教職課程学習体験 講義・演習
12月15日(日) 13:00~15:30 学校教育における人権★ 講義・グループ活動
1月19日(日) 13:00~15:30 教員という仕事の魅力と責任★ シンポジウム・グループ活動

★の講座は「かながわティーチャーズカレッジ」の「かながわ教育学講座」を受講します。




申込方法
  •   今年度の申込受付は終了しました。たくさんのお申込み、ありがとうございました。

 

令和元年度の活動の様子

第8回 1月19日(日)

テーマ「教員という仕事の魅力と責任」

 昨年の8月から回を重ねてきた「高校生のための教職セミナー」もいよいよ最終回となりました。33名の高校生が参加した今回は、かながわティーチャーズカレッジを修了し、現在、学校現場で活躍されている5名の先生方を招き、シンポジウムを行いました。
 「着任後、最も印象的なこと」「教職の魅力や責任について」「かながわティーチャーズカレッジで学んで役立ったこと」等のお話を、現在のティーチャーズカレッジ受講者とともに聴きました。

 シンポジウムの後は、大リーガー大谷翔平選手が高校時代に目標実現のために書いたものが有名となっている「マンダラート」を使って、「自分の理想とする教師像」と「その実現のために必要なこと」を考えました。あふれるような思いをどんどん書き込んでいく人、じっくり考えながら1マスずつ埋めていく人、ペースは人それぞれでしたが、皆真剣に考えながら取り組んでいました。
 また、5人の先生方が高校生の元に来てくださり、「いつ頃から教員を目指したか?」「今までにやってしまった失敗?」など、高校生の質問に気さくに答えてくれました。

 演習の後半では、自分が書いたマンダラートを使って、グループで「自分の理想の教師像」の発表を行いました。自分になかった発想に驚いたり、興味深くお互いの考えを聴き合ったりする姿が各テーブルで見られました。
 その後、抽選で選ばれた2名の代表者に全体で発表をしてもらいました。選ばれた2人は緊張しながらも、教壇で授業をする先生さながらに熱く語ってくれました。他の参加者も、同世代の仲間が抱く教職への思いを、時に真剣に、時に発表者のユーモアに笑顔になりながら聴き入っていました。

 このセミナーも最終回ということで、参加者みんなで「こんな先生になりたい!」という思いを模造紙に寄せ書きしました。将来の進路として、教員を第一希望に挙げている人、今はまだ迷っていたり、選択肢の一つとして考えていたりする人、思いはそれぞれだと思いますが、ぜひとも今抱いている(これから見つける)夢や目標を叶えてほしいと願っています。
 今回の講座だけでなく、全8回の「高校生のための教職セミナー」では、次の世代を担う高校生たちのエネルギーを毎回感じることができました。参加してくれた全ての皆さんに感謝します。ありがとうございました!!

<受講者の感想>


  • ○シンポジウムで多くの先生が「子どもと一緒に成長することができる」ことを魅力に挙げていて、子どもの人生に関わると同時に、自分も一緒になって未来へと歩んでいける良い仕事だなと思いました。

  • ○教員の責任という点では、一つ一つの言葉が生徒に大きな影響を与えるということにとても納得したので、私も日頃からよく考え抜いて話をするようにしたいと思います。

  • ○マンダラートを書いたとき、自分のなりたい教師像が鮮明になった気がします。それと同時に、今の自分に足りないことがたくさんあることに気付きました。今日気付いたことをこれからの高校生活や大学生活などで身に付けて、「生徒に信頼される」自分の理想の先生に近付いていきたいです。

  • ○自分がなりたい教師像って何だろう、と書く上で考えたとき、パッと出てこなかった。グループで話を聞いている中で、そういうのが良いな、と気付かされることが多くあった。具体的な目標を決めることの大切さを知ることができたので、できるだけ早く見つけられるように自分から行動したいなと思った。

 

第7回 12月15日(日)

テーマ「学校教育における人権」

今回は、かながわティーチャーズカレッジの受講者とともに、「外国につながる子どもたちの教育の現状と課題」を通して、子どもの人権について学びました。講師の『NPO法人 多文化共生教育ネットワークかながわ』の高橋清樹先生から、「外国につながる子どもたち」が抱えている様々な課題、支援の実態などについての講義を聴きました。

講義の後は、外国につながる子どもたちの人権を守るために、「教師としてどんなことを心掛けると良いか」、また、「今から何ができるか」を考えました。難しいテーマでしたが、グループで意見交換をして考えを深めていく様子が見られました。このセミナーに複数回参加をしてくれている受講者も多く、ちがう学校の受講者とも積極的に話し合う姿が印象的です。

話し合ってまとめたアイディアを、グループごとに模造紙にまとめました。(写真のグループは「異文化理解」「多文化共生」から連想し、オリンピックの五輪をモチーフにまとめたようです。)最後は前回の学びを活かして「ワールド・カフェ」の手法で発表しました。他のグループのまとめを興味深そうに見たり、質問をしたりする姿が見られました。

<受講者の感想>


  • ○外国につながりのある子どもたちが苦しんでいることについてあまり知ることが出来ていなかったので、そういった子どもたちをサポートできる教師になりたいと思いました。

  • ○外国につながりのある子と、そうでない他の子たちとの関係は、共に学び合い、良い刺激を与え合う、という方向へ進めばよいけれど、「いじめ」という方向に進んでしまうこともあると思うので、クラスづくりが大切なのではないかと思いました。

  • ○自分の周りにも他の国と関わりのある子がいるので、その子の心の中は分からないけど、絶対に何か思っていることがあると思うので、接し方などは無理に変えずに、その国の文化などを知っていけたらなと思いました。

 

第6回 12月8日(日)

テーマ「教職課程学習体験」

今回は、講師として横浜国立大学教育学部教授 金馬 国晴(きんま くにはる)先生にお越しいただきました。参加した高校生たちは、金馬先生が大学で実際に行っている教職課程の講義を体験しました。テーマに沿って授業のまとまり「単元」を組み立てる活動(「単元習作」)を行いました。

「プラスチックによる海洋汚染」をテーマとした動画を見た後で、感じたことや疑問に思ったことなどを付せんに書き込み、それを基にしながらグループで単元の構想を練りました。「導入はどうしよう?」「調べ学習や発表を入れよう!」など、グループの仲間と意見交換をしながら試行錯誤する姿が見られました。

講座終盤では、出来上がった「単元計画」をプレゼンしました。今回は、代表者以外は自由に見たいテーブルに移動してプレゼンを聴く「ワールド・カフェ」という手法で発表しました。毎回、聴く人に分かりやすいよう工夫しながら、堂々とプレゼンする高校生の姿に感心します。皆さん頑張りました!

<受講者の感想>


  • ○生徒に身につけさせたい力や考えてほしい「ゴール」を持って単元を作り深めていくことで、生徒も応えてくれるのではないかと思った。ゴールは似ていてもそこまでのアプローチが違うこともあって、色々な考えが見られて良かった。

  • ○私たちでもあまり深くは触れられていない問題をどう中学生に学んでいってもらうのかを考えるのは少し難しいと感じましたが、グループで意見を出し合い私たちの理想を形作ることができたので良かったです。

  • ○一人だと限界がある考えでも、班の人や他の班の意見を聴くことで新たな気付きが生まれたり考えが深まったりして、もし先生になったら、こういうことを生徒にも感じてほしいなと思いました。

 

第5回 11月24日(日)

テーマ「教員をめざす皆さんへ」

今回は40名の参加者を迎え、総合教育センターの所員によるシンポジウムを行いました。総合教育センターの所員は、もともと県内の公立学校の教員です。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教員としての経験や、教職に就いたきっかけ、仕事のやりがい、大変だったことなど、それぞれの校種ならではの話に参加した高校生たちも聴き入っていました。

シンポジウムの後は、参加者がそれぞれ希望する校種に分かれて、シンポジストとともに座談会を行いました。全体会では聞けなかった、教員の仕事に関する疑問も多く飛び出し、教職の魅力や学校現場の具体的な様子に参加者は皆興味津々でした。

座談会では参加した高校生にも教職に対する思いを話してもらいました。教職を目指す高校生の皆さんにとって、今回の講座が有意義なものになったと感じられ、運営スタッフも大変嬉しく思います。いつか同僚として、皆さんと一緒に働く日が来ることをスタッフ一同心待ちにしています!

<受講者の感想>


  • ○教職の良さや大変さ等を聞いた上で、よりおもしろい職業であることを感じたし、自分がそれを体験したいという気持ちが出てきました。今の自分にできることは、まず勉強をしなければいけなくて、それと同時に先生の言動を見たり、今しかできないことを探していきたいです。

  • ○普段一緒にいる先生には聞けないことを聞けてとてもためになりました。やっぱり大変なことは山ほどあるし、考えないといけないことがたくさんあるけど、楽しい瞬間のために働くことは悪いことではないと思いました。高校生のうちは遊びつつ勉強も頑張りながらたくさんいろんなことを経験しようと思いました。

  • ○先生という仕事が大変だと改めて思ったし、自分が想像していたよりも先生は生徒から見えないところで頑張っていたり、苦労していたりするんだなと思いました。自分も嫌いな先生や苦手な先生がいるけど、その先生も自分のことを考えてくれているし、しっかり見てくれているんだなと思いました。自分も先生になったら生徒一人ひとりとしっかり向き合っていきたいなと思いました。

 

第4回 10月6日(日)

テーマ「インクルーシブ教育」

第4回は28名の高校生が参加しました。かながわティーチャーズカレッジの受講者と一緒に、元明星大学発達支援研究センター 京極澄子先生の講義を聞きました。学びにくさや発達上の特性がある子を含めた「すべての子どもにとって参加しやすい学校、わかりやすい授業」となる「教育のユニバーサルデザイン」化を進めることが大切であることなど、実際の教育現場での実践事例を交えた講義を聞くことができました。

講義の後は、具体的な事例から、子どもが「どんな事に困っているのか」「この子にどんな支援をすることができるか」をグループで話し合いました。これまでのテーマに比べて難しかったようですが、各グループで協力しながら支援策を考えていきました。グループ活動のまとめとして、隣のグループと発表し合いました。難しいテーマにも、自分たちなりの意見をしっかりと伝える様子に、高校生の皆さんの「先生になりたい!」という熱い想いを感じました。

<受講者の感想>


  • ○一人ひとりをよく観察して、いろいろなことに気付くことが大切なのでは、と思いました。

  • ○うまくできない子に対して先生だけがフォローするのではなく、学校やクラス全体で失敗を励まし合える「助け」を発信しやすい環境を作り出せるように働きかけることも必要であると思った。

  • ○障がいがあってもなくても一人ひとりに対して支援するのは大切だと思いました。むりやりみんなと同じにするのではなく、一人ひとりに合ったスタイルでその子を伸ばしていけばよいと思いました。

  • ○(授業の内容が)分からない子にも分かりやすくするために、スモールステップで授業を作っていくことが大事だと分かったし、教える立場の人も、授業をどう展開させるかを考えないといけないことが分かった。

 

第3回 9月29日(日)

テーマ「授業づくりを学ぶ」

第3回は、これまでで最も多い49名の高校生が参加しました。総合教育センター作成のDVD「授業研究ライブラリー」から、小学校5年生の国語の授業映像を視聴し、「良い授業とは何か」を考えました。

映像を見た後は、「先生はどんな声かけをしていたか?」「考えを深めていくための工夫は?」など、授業者の工夫やしかけについて、各グループ活発に意見を交換していました。

今日出会った者同士とは思えないチームワークで、話し合ってまとめた意見を、近くのグループと発表し合いました。アイディアをまとめた模造紙にもたくさん工夫が見られます。

 

<受講者の感想>


  • ○DVDを見るまでは授業に対して「生徒目線」でしか考えたことがありませんでしたが、今回の講座を通して「教師目線」で授業について考える事ができました。

  • ○子どもたちの考えをアドバイスとか声かけによって上手に引き出すのも、先生の役割だと知って、ものすごく大変だと思った。

  • ○生徒の理解を促すために様々なアプローチがあると思う。方法にこだわらず、最終的な理解につながるような授業のつくり方、受け方をしていきたいと思う。

  • ○授業づくりを進めていくにあたって、空間づくりが最も大事だと気が付きました。たくさん問いかけをして生徒と先生でつくっていく参加型授業が良いと感じました。

 

第2回 9月8日(日)

テーマ「コミュニケーション能力の育成」

第2回は、かながわティーチャーズカレッジ「かながわ教育学講座」と合同で行われ、28名の高校生が参加しました。コアネット教育総合研究所横浜研究室室長 福本雅俊氏を講師に迎え、社会人として求められるコミュニケーション能力についての講義を聴きました。講義の中で、実際に隣の人とコミュニケーションに関する演習を行い、コミュニケーションにおいて必要な知識や技能などを体感しながら学ぶことができました。

講義後は、会場を移してグループ活動を行いました。自己紹介をした後、各グループで「コミュニケーションが上手な人とは?」「コミュニケーションにおいて大切なことは何か」を話し合い、付せんと模造紙を使って意見をまとめました。どのグループも初めはぎこちない様子でしたが、徐々に打ち解けていくと、テーマについて熱心に語り合う姿が見られました。

それぞれのグループでまとめた意見を、隣のグループと発表し合いました。一人一人が、今日の講義やグループ活動について考えた事、感じた事などを丁寧に説明し、聴いているメンバーの表情も真剣そのもの。お互いの考えを伝え合うことを通して、様々な考え方・価値観に触れることができました。

 

<受講者の感想>


  • ○コミュニケーションを取り合う第一歩は、人の話を聞くことで、話すだけが全てではないと感じた。

  • ○相手とコミュニケーションを取る上で、相手の考えを引き出すことが大切だということを学びました。

  • ○多くの人と会話をしたことで、今までずっと良いと思っていたことが人によっては嫌だと捉えられてしまうことを知って、それに気付けたのが良かった。

  • ○私は元々コミュニケーションが苦手でしたが、演習を通していろいろな人と話せて良かったです。

 

第1回 8月20日(火)・25日(日)

テーマ「教員になるためには」

第1回は2日間合わせて88名の高校生が参加しました。総合教育センター所長の挨拶の後、教職員企画課職員による『教員免許と教員採用試験について』の講義がありました。教員免許や教員採用試験の仕組みなど、教員となるまでの流れを学びました。

20日は、横浜国立大学教育学部教授 梅澤秋久先生の講義『教職課程について』を通して、これからの時代に必要な「学び」について考えました。梅澤先生の熱意あふれる講義を聴き、受講者の皆さんの教員を目指す意欲にも高まりが感じられました。

25日は横浜国立大学教育学部教授 堀内かおる先生による講義の中で、大学の教職課程の概要や教育実習を経験した大学生の声を聴くことができました。実際の小学校の様子も写真とともに紹介され、教員の魅力や責任について考える機会となりました。

 

<受講者の感想>


  • ○昭和、平成と勉強のしかたが変わってきているのがよくわかった。学ぶことができてよかったです。共同に学ぶことができる学校をつくりたいと思います。自分も色々な子どもたちに学ぶことを教えていきたいと思いました。

  • ○私は「正確」ということを意識し、答えを出す過程よりも答えが正しいかどうかを重視して学習をしていました。しかし、今日の授業で、過程が1番大事だということを知りました。私が教員になったとき、このことを伝えられる先生になりたいです。

  • ○子どもが好きなだけでは務まる仕事ではなく、楽しむことも大切だが、シビアに物事を考えなければいけない仕事でもあると感じました。

  • ○ただ人に伝えて終わり、ではなく、他の先生や生徒のことなど、他人のことを考えて動く、教員は思ったよりも考えることが多いと感じた。人とのつながり、関わり合いについて深く考えられるかが、教員としての質に大きく影響してくると思った。

 


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